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俳句について

  • 執筆者の写真: Sota Takahashi
    Sota Takahashi
  • 2023年6月24日
  • 読了時間: 2分

更新日:2023年9月3日

 サラリーマンとして労働していた20代のある年、春が気づいたら冬になっていた。朝早く起きて、夜遅くに帰ってくる生活をしていたら季節を感じられなくなっていたのだ。そのことに気づいたときは愕然とした。「冬になっている!」この驚きは忘れない。


 そんな1年を過ごした後、僕はひょんなきっかけで俳句の句会に参加するようになった。1ヶ月に6句作らなきゃいけないため、生活の様々なところに俳句の題材を探した。すると見失っていた四季が立ち現れてきた。いつも歩いている道に花が咲いていると、その花の名前を調べたり、それが季語だと俳句に取り入れた。


 俳句について大したレベルではないし今でも初心者にすぎないけれども、俳句のこの日常見落としがちな風景を見つめる姿勢はおもしろかった。他の人の句を読んで「しまった!見逃していた!」というささやかな風景を知ることもある。僕の周りにはたくさんの自然が既にあるのに見ていなかったことがあったことを知った。日常の解像度が上がった気がした。


 この日常の発見は映画を見ていくときにも役にたつ。人と映画の話をしていて「あのときのあの人の気持ちは…」とか「あれは実はあのメタファーで…」とかいう話は大しておもしろくない。映っていないことの話だからだ。映画の話をしていておもしろいのは、確かに映っていたのに僕が意識できていなかったところをつかれたときだ。僕は今でも「しまった!見逃していた!」と思いたいし、自分が監督する映画では逆に思わせたい。

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