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ゲームの分類

  • 執筆者の写真: Sota Takahashi
    Sota Takahashi
  • 2022年6月27日
  • 読了時間: 3分

2015年の『深夜の馬鹿力』を聞いていて、伊集院光さんが女性芸人の人たちに野球のルールを教えたという話があった。

自分だったらどうやって説明するだろうかと考えているうちに、こうしたゲームにはいくつか同じ構造を持っていて、それによって分類分けができることに気づいた。


「何をしたら勝つのか?」という視点で考えるとありとあらゆるゲームは以下の7種類になると思う。

ここでいうゲームは、複数の競技者で行われる、勝敗が最終的にわかるもの、ということに絞っている。


・1番になるゲーム

例:陸上、競泳


単純に1番早いとか、1番遠くまでものを投げるとか、他の誰よりも秀でた能力を持っている人が勝つというもの。


・点数をたくさん取るゲーム

例:野球、サッカー、人生ゲーム


ゲーム終了までに点数をたくさん得た方が勝ちとなるもの。柔道の大将戦とかはここに入る。


・王をやっつけるゲーム

例:将棋、マリオ、遊戯王カード


1番悪いやつをやっつけたら敵陣の他の人がどんな状態であろうとも勝ちとなるもの。遊戯王カードは何枚手札を持っていようともライフが0になれば負けるのでここに入る。


・敵を全員やっつけるゲーム

例:ドッジボール、人狼、ポケモンバトル


王1人ではなく敵全員をやっつけることが求められているもの。


・条件を揃えるゲーム

例:⚪︎×ゲーム、クイズ


勝利の条件を満たすことで即勝ちとなるもの。


・逃げるゲーム(捕まえるゲーム)

例:鬼ごっこ、ババ抜き、テトリス


「敵を全員やっつけるゲーム」との違いは、鬼ごっこでいうところの「鬼」がタッチする相手に移ることが大きい。


・自分の領土を増やすゲーム

例:囲碁、オセロ


ゲームと書くには失礼な気がしたので例としては書かなかったけれど、戦争もここに入る。



他にも「障害を乗り越えるゲーム」というのもあるかと思ったが、これは全てのゲームにあてはまる基本的な構造であったため外した。全てのゲームは障害があるからゲームとして成り立っている。

また、マリオは王をやっつけるゲームではなくお姫様を助けるゲームだろうと思うかもしれないが、マリオがピーチ姫を助けるのは言ってみればマクガフィンであり、実際僕たちはお姫様を助けるためにマリオをプレイするのではなく難しいステージをクリアすることが嬉しくてやっているはずだ。


あと大体のゲームは上記の点を複合していることが多い。

例えばテレビ番組の「逃走中」はどこに入るのだろうか。「逃げるゲーム」には間違いなく入るが、ハンター側からすれば「敵を全員やっつけるゲーム」だろう。

将棋も「王をやっつけるゲーム」には違いないが特殊な場合には自分の持っている駒を点数化することがある。「点数をたくさん取るゲーム」の要素がある。


もし他に「このゲームはどうだろう?」と思うものがあったらコメントください。

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