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1日1ログラインのまとめ

  • 執筆者の写真: Sota Takahashi
    Sota Takahashi
  • 2020年9月5日
  • 読了時間: 25分

2020年1月16日から9月3日まで約7ヶ月【1日1ログライン】と称してほぼ毎日物語を作るための種のようなものをTwitterに投稿し続けた。

似たような内容も多かったこともあり、これを続けるのはもう辞める。が、ここに記録として作ったものを載せておく。

 

フランス料理のシェフが恋人との約束のため自分の店のミシュランの星を減らす努力をする話。


国際結婚する親友男子のために余興でダンスをすることになったが、本番直前に振り付けが奥さんの国で最近話題のカルト教団の祈りのポーズと似ていることがわかった新郎の幼馴染み4人組の話。


過疎化が進むかつての旅館街で、観光客を増やすために嘘のパワースポットをでっち上げ、その嘘を成り立たせるために村人達が奔走する話。


スタバで働きたいがためにオシャレになっていく落語オタク男子の話。


再開発が進む都市の中でかつての街並みをVR上で再現して初恋の人に会おうとする人の話。


慢性的に不眠の社会の中で、ニートが故に快眠できる男が脚光を浴びて社会の中に取り込まれていく話。


戦前自分の土地であった場所に毎日祈りを捧げる男が、その土地が駐車所になることに反対する話。


鉄道会社に勤務する30代の男性社員は、定年退職する先輩からある都市開発プロジェクトを引き継いだ。そのプロジェクトの完成目処は立っておらず、先輩もまた先輩が30代の頃に当時の先輩から引き継いだものだった。


高速道路の料金所で働く男性が、働いている最中に見かけた変な人たちを漫画にしてTwitterにアップしたらバズって命を狙われることになる話。


10年前に自己破産した男性が、その時に取られた家財道具を買い戻そうと全国を回る話。


実在しない男をでっち上げてその人の悪口を言っている女の人が、ある日その人と同姓同名の連続強盗犯を見つける話。


ある団地に住み着いているホームレスと、そのホームレスに弱みを握られているので食べ物などを買い与える男の話。


毎日届く迷惑メールを書いていたのは隣のお姉さん!?


郵便配達員が荷物を届けた先は、15年前に喧嘩別れをした兄の家だった。


ペテルギウスの爆発を見たくて空を見ている間に置き引きにあい、全ての持ち物を失った男の話。


功利主義に生きる男が越してきたのは、少女の裸婦像を撤去するかどうかで意見が二分された町内だった。


夜というのに派手なレコードをかけて朝までふざける隣人が、その音を背中で聞いている男の部屋の壁を突き破って現れた。


小学校が建設予定の土地の地下には不発弾が埋まっている。その上で過ごす人々の日常の話。


世界中で蔓延する不思議な病気。かかると冬眠状態になって目を覚まさなくなってしまうという。そんな状況でただ一つ、その病気にかからない一家の話。


小学校にあるビオトープに生息するヤゴを、ビオトープ埋め立ての計画から守るためにハンストをする人の話。


親戚の子供を3日間だけ預かることになったアダルト漫画家の話。


酷く疲れた夜勤明け、朝方公園で寝ていた男が目を覚ますとどこかに連れて行かれるトラックの中だった。


田舎から友人の結婚式のために都会に出てきたが、日程を1週間間違えていて、ドレスのまま観光することになった女性の話。


コンビニのバイトをしている女性が労働革命を志した末に、他のバイトと結託してコンビニに籠城する話。


たまたま古本に挟まっていた名刺の人と結婚しに行く人の話。


経営が傾いてきた鰻屋、起死回生の一手として鰻が奏でる音楽レーベルを発足することに。


鳴かず飛ばずの40代の彫刻家が、色々な人から「なんで彫刻を作るのか」と聞かれ、その度に聞いてきた相手をぶん殴っては人間関係を破綻させて作業場を移動する話。


祖父の付き添いで、かつての祖父の勤め先で現在は博物館の建物に行き、フィルムの入っていないカメラで写真を撮る話。


コンビニで初バイト。休憩室で休んでいるとベテランバイトが、この休憩室は監視されていると話し出した。


隣町の花火をドローンで見るためにかつての工業高校の生徒が集まる。


3郎中の浪人生が合格発表を待つまでの間、父である落語家の弟子になることに。


自宅謹慎をしている演歌歌手が自分のものまねをしてものまね番組に出る話。


フランスに国費留学するはずが「仏蘭西」という名前の寺で出家することになった人の話。


春物の服をタンスから出したら、服の隙間から知らない人の遺言書が出てきた。


料理の才能はあるのに一度たりとも料理をしたことがない人の話。


新しい企画が思いつかないから散歩をしていたら放火魔と間違われた詐欺グループ下っ端の話。


夢遊病患者の頭にGoProをつけて寝てもらったら、夢遊しながら賭け麻雀でボロカスに負けて借金を背負っていた。


自分の古墳を作るために土地を買い続けている人と、そのドキュメンタリーを撮っているテレビ番組製作会社の社員の話。


働ど働ど先の見えないトンネル掘削工事。人々はだんだんこの工事が隔離しておくための口実だと気づき始めた。


建物の解体作業をしている女性・淳子は、パワーショベルの崩した壁の間から、手紙を見つけた。


離婚して遠方に分かれて住んでいる娘に会いに年に一度だけ呪いの山に登る男の話。


とある解体工は二十歳から文通を続けていた。十年目に送られてきたのは今まで自分が解体してきた建物の平面図だった。


ブリーフ派の少年がボクサーパンツを初めて買った日の話。


「焼き増しして送るね」と言ったまま送られてこなかった中学の修学旅行の写真が急に40手前にして送られてきた。


ヨーロッパ旅行を終えて帰ってくると、一家離散して家には別の家族が住んでいた。


地球の上空、空一面を覆う大きな海老がいる。海老がゆっくりと脱皮を始めると、生物が若年化し始めてた、その2時間後の話。


無くした風俗のスタンプカードを家族に見つからないように探す人の話。


別れた母に内緒で会いに行ったらパートナーがいて、暮らしている様子を見た後の中3男子の1日。


横浜の田舎にある団地に、財を成したが性犯罪で捕まっていた男が帰ってきた。犯罪者だが罪は償い、金はある男の話。


パチンコ屋の駐車場に集まる小学生5人組。屋上から見える病院の窓から入院している同級生と連絡を取り合っている。


地球の裏側では大気汚染が進んでいるらしい。地球のこちら側では今日も普通に暮らしている。


旅コラムに書くために知らない街にとりあえず来たライター志望。そこは人生の岐路で違う選択を選んだ場合の自分が集まる不思議な場所だった。


港に降り立った女性が3日間だけ滞在することになった田舎町でのショートステイ。


凶悪だけどものすごく動きがゆっくりな宇宙人から逃げる話。


古書店に売られている多くの自己啓発本のほぼ全てに元の持ち主の住所と名前が書いてあり、その人を探すことにした人の話。


バスの運転手のなんでもない1日だったのに、気づくとテロ組織に加担してしまっていた話。


中学生男子が親に点数の悪いテストを見せに行く話。


彼氏の家で彼氏が仕事から帰ってくるのを待っている間に、近所の人が勝手にあがりこんでくる話。


落ちたオーディションの台本を集めて一つの演劇を作る話。


親戚の写真の中に知らない人が映っていて、誰に聞いてもその人のことを知らないと言われた。


夢を叶えた歌手。彼女が挫折せずにこれたのは、リサイクルショップで働いていた頃に、中古固定電話の留守電テープに記録されていた、他人に宛てられたメッセージだった。


父親の三回忌。自分しか身寄りがない父親のもとに父の弟と名乗る人が突如参加したいと申し出てきた。


人々が鳥になって南の島へ飛んでいってしまう奇病が蔓延して久しい。政府は鳥にならないように、飛ばないように、四肢を固定する政策を打ち出した。そんな世界の中で自由を求める人の話。


涙でサボテンを育てる人の話


飛行機の欠航で福岡に短期滞在を余儀なくされた韓国人カップルの話。


痴漢してきた男を駅降りた後に尾行することにした痴漢被害者の高校生の話。


脇の処理が甘い女と炭酸を振っちゃう男の話。


PTAに入りたくない人たちが団結して対決していく中で、PTAとは違う形の組織形成を成し遂げていく話。


誰の子かわからぬ子を身篭った女性が父親を探す話。


浮気がバレた後の修羅場最中、ラジオでは離島のバラエティ番組が流れている。


銀行員が倉庫に行っている間に世界が滅亡していた!


女性用下着のサンプルを持って取引先に行く最中に親切心から人助けをした男の話。


昔住んでいた賃貸に今住んでいる人を好きになってしまった新聞記者の話。


かくれんぼをしている間にトラックでどこかにつれていかれた男の子が家まで帰る話。


亡くなった父の8mmフィルムを見ているとある女性とのデートが映っていた。その人を探すうちに対国家同士の争いに紛れ込む人の話。


Vtuberの声優が自宅特定されてファンにつきまわされる話。


人間ドックを受けに山の上の呪われた総合病院に行った男の話。


幽霊が稼いできた金を使って暮らすヒモ男の話。


高校の担任が生徒への詐欺で逮捕された。彼を救って単位を請求しようとタイムマシン研究会の生徒たちは過去へ戻り、先生を匿おうと奮闘する。


映画フィルムの修復をしている人がフィルムの欠けた部分に何が映っていたのか探しに行く話。


本物の霊媒師だが、悪戯でまだ存命の人を降霊させられてしまった人の話。


めちゃくちゃわかりやすい授業をするけれど前科があって教職に戻れない友人のゴーストとして塾講師をする人の話。


あるラジオ番組を聞いた人たちは集団的に絵画の才能に目覚め始めていた。


自虐ネタを集めるために人から怒られに行く喜劇作家の話。


アイドルになるために漁村で暮らすことになった20代も後半に差し掛かった人の話。


裏垢の代わりに裏短波放送で上司の愚痴を飛ばしまくる女。そのときの話す癖から、取引先の男性にだけ正体がバレてしまう。 現代版『街角 桃色の店』


自分の声を録音したMDを街中に置いて外との交流を試みる人の話。 今にでも解散しそうなバンドが全国ツアーに出る話。 夫婦揃って坊主頭にした日、給湯器が壊れた。 自分はビッグになると信じる実家暮らしの男の話。 自粛中、夜ご飯に飽きた一家はステーキを焼くことにした。食べながら、次男はある秘密を告白する。 縁の下に住みつく狸を駆除しに入ったあとから、不思議な町に行ってしまった人の話。 「今の先生ってなんだか、いつもの先生じゃないみたいですね」と言われたとき、全てがバレているのではないかと不安になった人の話。 マンションの別室から聞こえてくるピアノの音によって、あるトラウマをフラッシュバックさせられる男の話。

バラエティ番組の制作のためにヤラセを働いていることで有名な人が、本当に変な奇祭を見つけた話。

お互いの歯を磨く音を電話で聴かせ合うことで距離を縮める親子の話。


「なんでそんなクズ、助けようとすんの?」と聞かれたが、それでもある男を社会復帰させることを望んでいる親友の話。


小学校の宿題で名前の由来を調べてくるように言われた女の子。親に聞いたら彼女には本当は姉がおり、しかし会えないため、同じ名前をつけたということがわかった。


留学から戻ってくると自宅の近くにライブハウスができていて、そこに住む人の客層が全く変わってしまった人の話。


いじめの大将が10年後いじめていた子から奪ったゲームソフト等を返す話。


人の心を沈める不思議な絵。作者の話を聞いているとどうも信用できない。調べるとその作者は影武者で、実際はあるときからファックスでなぜか絵が流れてきて、それを発表していただけだった。


17歳の家出少年を匿うことになったお化け屋敷プランナーの人の話。


レンタルVHSに紛れていた外国の映像が巻き起こすガキどもの抗争の話。


放送部員の高校生等が放送をサボっている間にテロリストが学校を占拠した。彼らだけが唯一学校内で身柄を拘束されていない人たちだ。在校生は彼らに状況を伝え、彼らはそれを学校外に報告するために奮闘する。


マンションのベランダ。ホタル族の人々は密かに連帯し秘密裏に喫煙所の設置を目論んでいた。町内会長の意向を曲解し、灰皿設置を目指す政治的な戦いが始まる。


複数の工事現場から出土した縄文土器を調べたら、ごく最近埋められたことがわかった。女性考古学者はこの謎の解明に向けて動き出す。同じ問題に取り組むライバル学者との調査競争が始まる。


同棲するための内見を繰り返す1組のカップル。しかし2人が同棲するということは男の夢を捨てることを意味していた。


低速インターネットを利用するペットショップオーナーは、しびれを切らし動物達を利用してより高速なインターネットを得ようと決意する。


老舗の天ぷら屋の若旦那が店の再起をかけて行ったのは、YouTuberになること。だんだんと動画をアップし続ける中で動画の内容も変わり、彼自身が家業の天ぷら屋をなぜ続けるのか、自身への問いに答えていく。


大学院卒業の学歴を金で買った会社経営者。今の会社を倒産させてしまった後、なけなしの金でその大学院に実際に通ってみることに。しかし着いてみるとろくな授業をしていなかった。自らの会社経営の体験を利用してその大学院の再建を図ることに。


オーセンティックな懐石料理屋を始めたが売り上げが伸びない。起死回生の策は、わざと評判を下げる工作を行うことで逆に興味本位の客を増やす作戦だった。


友人が、最高のウイスキーを飲むために水を育てると言い出して不安でならない人の話。


ひどく酔っぱらった次の日の朝、なぜか遠洋漁業船の中で目が覚めたITコンサル会社社長はそのまま半年間船の中での生活を始める。そこで対自然の考え方を身に付け、自らの今後の生き方を模索し始める。


億ションで行われたパーティー。集まったのは裕福な夫婦3組。そこにとある水泳選手が招待されて来た。彼はとある夫人に恋をしていた。


推理小説家の男は、いよいよ連載もクライマックスというところなのだがまだトリックを考えていなかった。トリックを探すために本物の事件現場に行ってネタを探すことになったが、そこで推理小説のために誰かを殺すことの倫理的問題に突き当たる。


男子高校生が深夜、インターネットラジオを聞きながら勉強をしていると、毒舌を吐くことで有名な女性パーソナリティが、実は今教育実習に来ている先生だとわかった。彼はなんとかして自分のエピソードがラジオで取り上げられるように色々なパフォーマンスを始める。


80年代日本、とある中古ヘッドフォンを見つけた高校生はそのヘッドフォンをつけている時だけ大胆に振舞うことができるが、その代わり周りの音はほとんど聞こえなくなる。ヘッドフォンを使って気になるあの子にモーションをかけるのだった。


自動車事故により輸血を受けたが、輸血提供者が犯罪者と知り、心持ち不安になり塞ぎ込むが、自らの意思により打ち勝つ話。


オリジナルTシャツをネットで作ったらインフルエンサーが着て大ヒットしてしまった不法入国者。各所から取材申し込みが来るが、絶対に顔出しはできなかった。迫ってくるマスコミの人たちから逃げ続ける話。


現代に再び現れた電話の交換手。彼らはあえて間違った接続先につなぐことで突発的な出会いを生んでいた。ある日119番通報を過疎化した町の町おこし課にかけてしまった。


ガールズバーで働き始めてから父の会社の内情に詳しくなり、内助の功を働いて父を出世させることで自らのアイデンティティを確立していく娘の話。


リニアモーターカーの線路建設のため廃校が決まっている高校。1年のヒロはクラスに馴染めずにいた。ある日他校に進学した幼なじみのマサから夏がくる前に泳げるようになりたいと相談を受ける。二人のささやかなスイミングレッスンが始まる。


現代の活動弁士を目指す高校生のタケルは、口達者で人気者である。ある日、兄が少年院から戻ってきた。彼が起こした傷害事件を面白おかしくはなそうとするが、彼にはどうしてもその事件を起こした兄の気持ちがわからないでいた。


新しく人事に配属された中年男性。他者の縁故入社や学歴差別が故に落とさざるをえない優秀な新卒を集めて、副職を始めた。それは自社のライバル企業を作ることだった。


老朽化した郊外の図書館。司書さんたちは自分たちでZINEを作って架空の著者名でこっそり本棚に並べていた。誰も借りないと思われていたそのZINEがだんだんと人気を博していく。


中古HDDを購入したら削除前のデータが残っていた。勝手に起動されたソフトウェアは違法動画ばかりがあった。それをたまたまオンライン授業で流してしまった中学校教師の転落と復活の物語。


ゾンビだらけの街に住む一人の女性、希美子は人間でありながらゾンビになりすまし、ゾンビ社会の自治を行う。しかし彼女は人間達を生かす政策もまた秘密裏で行っていた。そこに対抗馬が現れて、非人道的でありながらもゾンビ道的政策を打ち出してきた。選挙は間近である。


外から戻ってきた娘は裸足だった。「王子様が迎えにこれるように靴を残してきた」と言う。娘の同級生の男の子の家を回るが、娘の靴はない。娘はどこに遊びに行っていたのか…


トロフィー制作会社で働く沙織。ある日、標語コンテストで入選して本当にトロフィーをもらった時、その嬉しさとは裏腹にトロフィーのチャチさにがっかりしてしまう。だったら自分で作った方がデカくて凄そうなものが作れる。そう思った沙織はトロフィー作りに目覚める。


サンバカーニバルに向けた特訓で山登りをしたが遭難。サンバの動きで一命をとりとめたが、1つしかない衣装を落としてしまった。再び遭難場所に向かう人々の話。


和訳中にどうしても訳語が見つからない翻訳者。ネイティブに聞いてもわからない。しょうがないので没後半世紀になる作者の故郷へ赴くことになる。


クラシックギターの先生が坊さんとコラボしてお経をブルース調にする話。


工期までにエスカレーター設置工事が終わらない!焦った作業員5人は全ての部品が届くまで地下に隠れて人力でエスカレーターを回すことにした。


ドライブ中に車がパンクしたので田舎のガソリンスタンドに行くことに。そこで新しいタイヤが届くまでの2-3日の話。


ネタ探しをしている構成作家。彼の洗濯物を盗んでいくやつがいる。ある日、洗濯物と一緒に彼への質問もぶら下げてみると、見ず知らずの相手だが返事が来るようになった。


霊能力があると偽り続ける国語の先生。彼女の前に真剣な相談が舞い込み、とりあえずの答えをしてしまった自分を責めたことから始まる懺悔の旅。


26歳、奨励会最後の年。おおよそ四段(プロ棋士)になんてなれないことがわかっている信雄は、誰が四段になるのかを三段にいる正敏と賭けることにした。信雄は自分が賭けた人を四段にすべく特訓をして強くすることとなるが、それによって自分もまた今まで以上に強くなるのだった。


呪いのわら人形職人の久美は、昨今のアンガーマネジメントブームでわら人形作りに忙しい。しかしボロボロになるための人形を見るのはやはり作者として心が痛む。久美は使用後の人形を集めてまた1体の人形を生み出すわら人形プルサーマル計画を始めた。


twitterに誹謗中傷コメントをつけることがやめられない高校生、のりひろは、その癖を止めようと思うも違う吐口を探しているだけで根本的な解決には程遠かった。そんな彼はあるとき携帯電話を海外で紛失し、一人過ごすこととなった。


白内障の手術を受けたおばあさんと、その孫娘が2人でゾンビ映画を観に行く話。映画の後、孫娘はおばあさんに鬱を告白する。


携帯電話の充電が切れた男、春紀は中年の家出男、健と始発まで飲むことに。そこで健は春紀に自分の夢を語り出す。


亡き父の残した伝説のカクテルを作ろうと奮闘するカエデは、ある重大な要素を発見する。それはわずかばかりの塩分がそのカクテルに入っていたことだった。そしてその塩分は汗だと思われたが実は涙であったことがわかる。


新しく開くマラソン大会。コースをどこにするのかで実行委員会は揉めていた。実行委員の俊哉はアップダウンの少ないコースを推奨しているが、実行委員長は商店街の中を走るべきだという。なんとかランナー優先の道にすることはできたが、レース直前に委員長が行方不明になる。


事故物件に行っては霊がいるかどうかを鑑定するハルコ。彼女はある家を見たときに何も感じなかったのだが住民が次々と行方不明になる怪事件が起きていた。その苦情を受けハルコはもう一度その家に向かうこととなる。


Googleフォトを整理していると知らない人が自分と同じ顔として勝手にタグ付けされている。彼は誰なのか、君悪がっていると更に彼の写真が追加されてきた。


ボディーガードのミノルは勤務中に実弾を身代わりに受けて自宅療養中である。思いがけずに英雄視された彼は、しかし逆恨みを買い犯人から新しいターゲットとして扱われることになった。自分の身を自分で守ることはできるのか?


暑いのでハンカチで顔を煽っていたサトシは、ある女性から手を振っていると勘違いされて以後つきまとわれることに。執拗なストーキングに困っているとある日を境にその人が現れなくなった。その人は別の人に乗り移ったのだ。それ以降その人のストーキングを観察することにした。


父を亡くしたユウコは、父の部屋から大量のカセットテープを見つける。父が生前旅したときにその旅行先での思い出を話しているテープだった。ユウコはそこの場所に行ってテープを聞き、追体験する旅を始める。


劇批評家であるユウミは初めての恋人と劇を見に行く。恋人はひどく観劇したがユウミはつまらなかった。最初は隠していたもののやはり感づかれたユウミは一方的にふられてしまう。なんとか仲をとりもとうとユウミは初めて人の心によりそうのだった。


画家のサトシはある展覧会の日、自分の絵をじっと見つめる美女を見つける。彼女はいたく感動したらしく感想をくれたが自分のコンセプトとは全くズレたものだった。彼女と近づくためにも否定せずにいたがそれが彼の画家人生を一変させることになる。


企業内Twitterアカウントを任されたマサヤはそれを友人で無職のアスカに全投してテキトーにチェックだけしていた。しかしある日の朝、アスカの投稿がバズってしまい火消し作業に当たることとなる。


国際的な式典があるためなんとしてでも開会式は晴天にしたいヨシロウは、最新機器を駆使して人工的に晴れにしようとする。しかしそれに周辺住民は反発。無理矢理決行したことで怨念がヨシロウに取り付く話。


見ると不幸が訪れると噂の映画。リバイバル上映を見たハルカはいたって健康だった。しかしよくよく調べてみるとこの映画は当初ある特定の映画館でのみ上映が許されていたいわくつきの映画だった。ハルカはその映画館で映画を上映するプロジェクトを始める。


小学生のハルとミヤは、学校だと違うグループだが塾だと同じグループであった。ある日学校でミヤのグループをいじめようという話になり、2人の間に亀裂が入る。


朝ハヤトがオフィスに行くとキーボードのスペースキーが抜かれていた。犯人は同部署先輩のサナエである。ハヤトは自分のスペースキーを取り返すべくサナエに交渉するがその交換条件は驚くべきものだった。


つまらぬ講義に飽きた大学生たちはよりおもしろい講義を有料開催することに。それを支持するかどうかで大学運営側が真っ二つに分かれた。ハタノはその間で自らの立ち位置を探る。


とあるコンビニ店員に密かに惹かれている畠山は、意を決してラブレターを渡すことに。しかしマスクのせいで間違った人に渡してしまった。しょうがなくその人とデートすることにした畠山とコンビニ店員、佐竹の日々。


銀行員の浅野はあるときアダルト漫画家の素質を開花させ、一躍人気者へ。しかしある日家族にバレて、家族を取るか自分の才能を取るかの2択を迫られる。


コンビニ店員の桜木は、近くの工事現場の警備員達が無線で話している雑談を、自分の無線機と混戦させて会話を盗み聞くことが好きであった。ある日その中の1人の警備員が自分のタイプであることを知った桜木は、その警備員に近づくために自分も正体を隠して発信することにした。


ゲーム好きのササノは昔のRPGの中にあるらしい”作られたけどNGになったモンスター”を解析ソフトで救い出すのが趣味だった。ある日取り出したモンスターは最新機器に移植すると、意思を持ちササノを助けるようになる。


ネイリストの高田はある日ネイルをしに来た人が指名手配犯であることに気づく。それから毎月、その人が来る前には事件の動向を調べてはスリルを楽しむようになった。


王様の耳はロバの耳だと皆が知っているが口に出さない。しかし言いたくなった民は”耳がロバ”を意味する新しい言葉を作った。しかしそのうち王様の歩き方もロバみたいになってきて、更に言葉を作ることに…


美術評論家の酒井は最近自分に批判的な態度を取るアマチュア評論家manabe0606が鼻持ちならない。彼と同じ日に同じ展示を見ていることもあるこの人は誰なのか、わからない酒井は展示そっちのけで調査を開始する。


酒屋の卸をしている加川はある店が繁盛具合の割に注文数が多いことが気になっていた。ある日休みの日にそこを通りがかるとその店は地下に通路があり中では酩酊者がずっと閉じ込められていた。加川は店主とかけあいその人達を利用したビジネスを始めようと声をかける。


交換留学生で日本に来たトムは将棋にとりつかれている。ある日、将棋盤職人と会ったトムは職人になるべく修行を始める。ビザの関係で一時帰国したトムは故郷で独学で将棋盤の制作を始めることにした。


町内。ヤナギはお隣さんに困っていた。巨大な彫刻を作っては庭に置いており、その彫刻たちに見られているようで気まずい。町内会で苦情を伝えるも、変わらず。それがあるときテレビに取り上げられて一気に町内の皆の態度は掌返しした。1人被害を被るヤナギは徐々に疲弊していく。


寂れたショッピングモールの一角。そこに現れたのは胡散臭い水を売る一団だった。しかしこれがすこぶる売り上げが立つし集客にも一役買っている。モールの経営と固定客の意見に板挟みになりながらも酒屋のハヤセは退去勧告を出す。


護送中の犯罪者と警察官が災害に見舞われて2人一緒に行動しながら生き延びる話。


3匹の賢いワンちゃんが人間の赤ちゃんを1週間育てる話。


ハヤシは自らの実の父を探している。最新AIソフトで自分と母の顔を入れ、擬似的に父親の顔を探すと、その人とそっくりな人が指名手配されていた。父に会うため、事件を独自に調べる話。


アヅマはHDDを廃棄する仕事をしている。しかし中に残っていたデータをこっそり保管していた。ある日連日テレビで流れる犯罪の記録とみられる映像が紛れていた。捜査に協力すれば自身の懲戒は確実。アヅマは、映像を隠しておくことにするが…


古本屋を営むムトウは3代目として店をきりもりしている。ある日、父親の隠し子だと言うカナヤが現れて古本屋業は窮地に立たされる。


父親が死んだノグチ。遺書を開けると、遺産は全て慈善団体に寄付してほしい旨出てきた。そこに現れた慈善団体代表の胡散臭さが気になり追跡するとそこに異星人が集まる塔があった。


業績不振の中小企業。起死回生の手は巨額を投資し天下り役員を獲得することだった。


大ファンの有名人がどうやらこの町にいるらしい。そう気づいたカトウは引きこもり生活を脱して1日だけの外出をする。


ササノはあるときからAmazonの欲しいものリストが特定の人から送られてきていることに気づいていた。誰なのかわからず、ただ感謝していたのだが、そのうち高額商品は「欲しいなら〜しろ」と指示がくるように…


10秒だけ好きな過去の瞬間に戻れるチケットを手に入れた高校のダメダメ軽音楽部。彼らは自分たちを音楽にのめり込ませたきっかけを体験させないようにすることにした。


鳥の音を録るために団地の中の木にマイクを向けていたハナイ。そのマイクの指向性が高く、マイクの先の部屋に住む人々の会話も拾っていた。その音がドラマで使われたときに既に亡くなっていた方の声がすると噂になった。


金閣寺放火事件に興味を持った大学生のヤマサキは、放火に至る理由がわからなかった。オンライン授業が終わり、クラスメイトと実際に会ったとき、ヤマサキはふとその理由を理解するのだった。


高校の同窓会で集まった4人は消息不明の1人の仲間を探すことに。彼は死んだと聞いたが、ふとしたときに偶然彼に会った人がいた。


同じ日に結婚式をする予定だった3組のカップルはそれぞれ問題を抱えていた。それがあるドジな式場スタッフのせいで出席者がアベコベに案内されてしまった!


遺言内容に納得いかないカヤマは、散骨時に間違えたフリをして流してしまうことで隠蔽を図ろうと画策する。


マスダはとある選挙に立候補した。必ず、かの邪知暴虐の王を除かなければならぬと決意した。しかしマスダには政治がわからぬ。マスダは、村の農民である。マスダは投票に行かない層を責めることにした。


セミの研究をしていた父がなくなって6年、今年は父の世話したセミが成虫する最後の年である。キシダは父の遺品のノートを見てどんな研究をしていたのかを調べてみると、人を襲うセミを作ろうとしていた。なんとか孵化を止めなければ。キシダは急いで田舎へ帰るのだった。


ハヤシは近所にある商店街がシャッター通りになっていくことに憤っていた。なんとか活性化できないものかと、YouTuberになって発信していくことに。しかし商店街の人たちは静かに終わっていく商店街を望んでいた。


自身の漫画の設定に使うため、明治期に活躍した文豪を調べているクマガイは、当時の文壇で口々に名が出てくるものの全く正体不明な人物に出会す。その人の名前もまたクマガイであり、自身のルーツとの近しさを感じ、調べることとにした。


方向性の違いから別れた高校生バンド。しかしそのときに作った曲をパクって有名になった後輩達のバンドがいた。憤ったかつてのバンドメンバーは再結成することを誓う。


弱小社会人野球チームに謎の差し入れが届くようになって数ヶ月、ふとしたことでこの差し入れ元が未来の自分達だと気づく。タイムマシンを駆使してなんとか過去を変えないように奮闘する9人の物語。


放送作家のアクツはいくら面白いと思う企画を出しても、結局有名人が出ている番組の方が人気が出ていることに憤りを感じていた。ある日アクツはある程度エロ要素を入れることでAVとしてその企画達を実現させる方法を思いつく。この方法でアクツは業界では有名になったが…


パワハラで有名な銀行員が未成年の犯罪抑止活動をする話。


宝石商のアクツは店の商品をこっそり贋作と替えてキャバクラ嬢に貢いでいた。それを知った後輩ハタノはアクツを告発したいが、そのキャバクラ嬢はハタノの恋人だった。


さえないバイトリーダーがプロ野球選手の夢を諦めきれず、野球をすることで飯を食っていこうとする話。


寂れたショッピングセンター。アーティストのアクツはそのショッピングセンターにかつてあったが景観の問題で撤去されたタワーを再建する。


弁護士が犬を弁護する話。


高所トレーニング中に低所が宇宙人に侵略された。残されたのは高校の陸上部と顧問の先生だけ。


宇宙にいる間に核戦争が始まり、はるか上空から見つめることしかできない宇宙飛行士の話。


女性のふりをして女性向け小説を書いているアクツは、嘘に嘘を重ねて天才若者外国人茶道家になっていた。


タイムマシンを発明したマッドサイエンティストが、タイムマシンを結局使わず夫婦間のいざこざを解決する話。


友人の結婚式で突如スピーチを頼まれた、昨日から芸人になると決意した男の話。


保育園で働くアクツは、保育園内で使える通貨として泥団子を使うことにした。そこに泥団子為替を揺るがす園児が出てきてアクツとの全面対決となる。


憧れのアイドルは弟が女装した姿だった!


昔ながらのショッピングセンター。客は少ないのに変わらぬ営業を続けるテナントたち。なぜ営業を続けられるのか、アクツは潜入捜査をすることに。


都会だけれど都会とも言い切れぬ郊外で狭いコミュニティに嫌気がさした中学生のアクツは、ある日家出する。なんとなく乗った京急線で寝てしまうと、終点浦賀で目を覚ますのだった。


靴職人のアクツは、秘密裏に麻薬密売用の靴も開発していた。ある日アクツは自らその靴を履いて取り調べを受けることになった。


50年間隠されていた腹違いの姉が、まさかの昔憧れていたアイドルだった!


アマチュア将棋指しが1日だけプロのフリをして試合をするが圧勝。このまま影武者として過ごすことに。


 

以上です。

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「『リオ・ロボ』の中で女の子が台詞をとちりながら喋った時、いいなあと思った。というのも普通、人はそういう風に話すものだし、私も変えようとは思わない。」 ハワード・ホークス  小学校6年生のとき、文化芸術鑑賞のプログラムで劇団四季の演劇を観ることになった。そのときのことをよく...

 
 
 
2年でお別れ

僕は物持ちがいい。小学生の頃から使っている筆箱がある。高校生の頃から着ている服もある。リップクリームは5年かけて使い切った。家のパソコンは前の会社で使っていたものをそのまま買い取ったもので、もう10年くらいになるのかな。先日残念ながら壊れてしまった髭剃りも10年以上使ってい...

 
 
 
節約は好きですか?節約についてどう思いますか?

節約は好きですか?節約についてどう思いますか?(後略)   テーマ募集フォーム からこのテーマをいただいて、久々に思い出した。僕は節約が大好きだったのだ。というより使命感を持って節約をしていた。  小学生の頃、進研ゼミをやっていた。毎月とても楽しく勉強ができる教材と、雑誌や...

 
 
 

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